かなしい恋人         2005.6.30

 

 

 

 

 

我がままで

 

尊厳を踏みにじったり

 

激しく攻撃したりする 恋人から

逃れられない

 

 

 

 

 

ようにしか見えない

 

 

 

 

 

 

 

それ以外のすべてが順調で 魅力的

 

仕事も 地位も 健康も 能力も

自分の努力で うまくいっている

 

 

 

ずっと ずっと

 

周りの期待に応えて

けなげに頑張ってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分以外の、誰をも大切にし

思いやりあふれるけれど

唯一、自分だけを大切にすることが出来ない

 

自分だけ いつも後回し

 

誰かの笑顔のために

超人的な努力が出来る

 

 

 

 

  もう 休みなさい

 

そんな言葉をかけたくなる

 

 

 

 

 

 

 

いつもいつも『努力』し続けている

 

頑張っている

 

 

 

 

 

自分さえ、変われば

相手もきっと変わってくれる

 

 

果ての無い

 

努力

忍耐

寛容

犠牲 ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手は変わらない

自分がどんなに変わっても

 

 

 

相手が変われるのは

本人自身が

変わろうと思ったときだけ

 

本人自身の問題

 

 

 

 

 

 

 

 

相手の分まで

責任を背負う必要は無いのに

 

 

 

 

がんばって

 がんばって

 

自分をすり減らして

 

 

 

感謝もされず

認めてもらえることもなく

 

 

それでもなお

相手の幸福のために身をすり減らす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別れなければ と思うことがあっても

どうやったら別れられるのか

わからない

 

 

あまりにも

つらい思いをし過ぎてしまったから

 

いつ別れたらいいのか

わからない

 

 

なぜ別れるのか

その理由さえ、見失っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別れてしまったら

自分は【誰のために】生きていいのか

わからない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛してる          ・・・多分

 

 

 

 

 

 

『自分が無い』日々

相手の顔色をうかがい

相手の機嫌が 自分の一日を左右する

 

 

 

相手が嫌がったり

怒ったり

不機嫌になったりするのが

 

なにより怖い

 

 

 

 

 

 

 

ひとりぼっちになる恐怖より

今がいい

 

 

 

 

 

 

人格を否定され

尊厳を踏みにじられ

恥をかかされても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶え間ない攻撃も

止む日がある

 

優しい笑顔

あたたかい太陽のような心遣い

 

思いやりのある言葉

 

露骨なご機嫌取り

 

脅迫

 

 

 

 

 

 

 

『愛』という名の元には

なにものも許されるという 幻想

 

 

 

 

 

 

 

 

相手がいつか 目覚めて

やさしい微笑みとともに

手を差し伸べてくれるという 幻覚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

努力すれば

手が届きさえすれば

自分が変われば相手も変わる

きっと変わる

変わらないのは

きっと自分の努力が足りないだけ

 

 

 

 

 

傷つける言葉が 愛の言葉に変わり

 

不機嫌が

にこやかな愛のこもった表情に変わる

 

 

きっと

  きっと

    きっと

       きっと

 

  いつか きっと

 

 

 

 

 

 

 

 

≪濃い愛情≫なのか

≪執着心≫なのか

 

別れないと主張するのは

自分のことを

本当に愛しているからに他ならない

 

 

 

 

 

 

 

≪濃い愛情≫なのか

≪執着心≫なのか

 

 

 

 

 

別れてしまったら

相手はどうなるのだろう

 

自分を必要としているのに

 

 

 

自分がいなければ

きっとやっていけないに違いない

少なくとも

途方にくれてしまうだろう

              ・・・多分

 

 

 

 

 

あの人を失ったら

自分がどうしたらいいだろう

 

もう恋人は出来ないかもしれない

 

こんな自分は

誰も見向きもしてくれないかも知れない

 

 

この《恋》を 失うわけにはいかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お湯が沸いたら

ティーポットを用意して

 

香りの高い お茶を入れよう

 

豊かなイメージの曲をかけて

 

白い光の中で

ゆったりと お茶を飲もう

 

 

 

 

もう

自分は

誰の期待にも

応えなくていい

 

自分が

自分自身でいて

いい

 

 

嫌なことは嫌だと

はっきり

言えない時は

ただ 黙って 席を立とう

 

『非難』は

本当は大したことではない

 

自分が

自分自身でいるためには

勇気がいる

 

自分が自分自身に対して

(^^)「がんばったね」

誉めてあげられるのなら

 

 

非難の言葉

攻撃

脅し

泣き落とし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにもかもが

霧の彼方

 

そんな風に夢を見る

 

 

 

夢の中を歩きまわろう

 

 

真っ白い霧の中を

手を伸ばして さぐり歩けば

いつか

霧の晴れた

花々の咲き乱れる美しい高原に出る

 

 

 

 

 

あの山の向こうには

自分が息のできる場所がある

 

 

 

 

 

 

今のここには

安らぎの場所が無いとしたら

 

どんなに動きたくなくても

歩き出す価値はある

 

 

 

 

 

 

頑張らなくていい

どんなにそう言われても

頑張ってしまう

 

誰かのため

自分をしいたげてしまう

 

それが 当たり前になってしまっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手にも不幸

自分にも不幸

 

 

だから

歩き出した方がいい

 

後から来る、誰かのためにも

 

 

 

 

勇気を持って

 

 

 

 

 

嵐が来たら

木陰に身を寄せよう

土砂降りには傘を

強い風にはコートを羽織って

 

歩いて行こう

 

耳を貸さずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ 前を見て

歩いて行こう

 

 

 

 

 

輝くために

自分を

輝かすために

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ間に合う

今からでも大丈夫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に手に入れるためには

手放すことが必要になる

 

 

 

 

 

 

 

何ものをも

本当は失うことは無い

 

 

 

失っているのは 今