な忘れ草                 2005.7.20

 

 

 

別れは

全身で壁にぶつかったように

衝撃をもたらす

 

 

 

切り捨てられ

 

 

忘れられ

 

 

後ろ姿だけが残される

 

 

 

 

そんなはずないと

なんど心で繰り返しても

 

そのこころは戻らない

 

 

 

 

 

二度目も

三度目も

もう 決して 無いのだろうか

 

 

もしかしたら

遠い 遠い 明日

ふたたびめぐりあって

激しい恋に落ちるかもしれない

 

もう一度

あの人と

恋に落ちたい

 

 

 

 

夕間暮れ

セミが鳴く

 

 

 

 

ここに

こうして立ちすくんでいる

風が巻いて 吹き過ぎる

 

瞳にかなしみを含んで

砂漠を歩こう

いつまでも いつまでも

 

かなしみで 死ねるまで

 

 

 

 

明日は

また 夕暮れを見るだろうか

ひとりきりで

 

 

忘れない いつまでも

『時』がいやしてくれるだろうか

いつか この心を

 

いつか ふたたび

歩き出せるだろうか

 

 

 

あの人 無し  で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くから 子供の笑い声

 

 

世の中は

自分を素通りして 通り過ぎて行く

 

人は街に集い

自分は 風の中で立ちつづけている

 

あと どれくらい

指折り数えたら

戻ってきてくれる?

 

       ・・・戻らないと わかっていても

 

 

 

 

 

 

 

忘れられない

忘れない

 

忘れないで

忘れないで

 

この愛を 忘れないで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

な忘れ草