愛は賞味期限切れ          2005.10.15












木の枝にすわって

笛を吹く人




見あげれば

木漏れ日の間から空が見える







愛は

響き渡る音色のように





そこここに色彩を置いてゆく





光に満ちて





























苦しみの中にある愛であっても



微笑みに温まる日々も

確かに存在した





















顔つきがこわばり

けわしくなってゆくことさえ

自分ではどうしようもないときもある




感謝しつつ



知らぬ振りして



愛の無い言葉を投げつけることも







































いつから

瞳の奥をじっと見つめなくなったのだろう







いつから





言葉 無くても 寄り添っていたい と

思わなくなったのだろう




















































高い梢の上から

笛を吹くのが聞こえてくる



高く 低く

   愛をかなでる















































深い海の底にもぐってしまったような









確かに存在するのに





泳ぎ回り 飛翔し

愛をふりまくことが




できない







    愛は 地底深く 洞窟の中

















分かっている

愛が存在することは





多分  ・・・   多分   ・・・

もう





自信が無い































かつて笑いあった日々





それと同じものを求めても

返らぬ日々は

   手繰り寄せられない









































形を変えた愛に

気付かず




愛が色あせたと

愛は

枯れてしまったと





























見なかったことにしようか













それより 忙しい

人生の日々を暮らし暮らすことが





































それより さびしい







人生の日々を暮らし暮らすことが
















愛の輝き 無しには






























高い梢の上から

愛が降ってくる















































笛の音が聞こえている





耳をふさいでいる手を離して

そのメロディーに心をかたむけよう

そのメロディーを口ずさもう













失くしてしまった愛に












失くしてしまったと 思っていた愛に


再び めぐり合うために