気むずかしい恋人     2006.3.7







ああ この人とは やっていけないな

と思う瞬間が何度もある




それでもなぜ 別れられない






不機嫌

否定的な空気

相手を責める言葉の数々



涙して 下を向いて

耐える ただ 耐える



愛しているのに




その人の気に入られない

その人の期待通りにいかない

なにもかもが空回り




こうすれば 喜んでもらえると思うのに





自分にとっては

降って湧いたような 突然の『怒り』






癇癪(かんしゃく)持ち






天才的な閃き






傲慢(ごうまん)







自信喪失と自信過剰

強烈なマイナスエネルギーと ダイナモ









こころを傷つける、言葉

投げつけるように



投げやりな態度 言葉

哀れむような目






こころがずたずたになりながらも

なお その人にすがる









愛ゆえに



















その人のいない世界では

愛され、自信に満ちて

光り輝いている自分も



その人の前では

しょぼんとした小さな存在に変わる






その人の機嫌をうかがい

気に入られようと努める自分が

       ・・・みじめ






どこか歯車が ずれているとしか

どこを直していいのか わからない




直せるものなら 誰か教えて




あの人に

本来の輝いている自分を見せたいから

たくさんの人に愛されている自分を見せたいから



輝いている自分が

あの人を愛したいから




輝きを忘れた自分ではなしに







空を見ていた自分が

野の花を見る




うつむいて









いつか 遠いあした

今日の日を 思い出すことがあるだろう




かすかな心の痛みと共に









今はまだ

嵐、



暴風雨の真っ只中





どんな運命が

この人へ引き寄せたのか













孤独をかかえる この人へ






人を傷つけるナイフで

自分を傷つけ 血を流しているこの人へ


























やさしい友達がいて

いつもうなずいてくれる友達がいて

常に支えてくれる家族がいて






これ以上

望むものなど 無いはずなのに














心は飢え乾いている

あの人の 評価を求めて









あの人に

認められたくて





あの人の孤独ゆえにではなく

愛されている

と実感したい












自分が「必要」と言われたい







自分の「おかげ」だと言われたい











自分の心は

いつもあの人の『評価』を求めている




自分の人生は

いつもあの人の『視線』があって

点数をつけられている














  『この、自分が、なぜ?』














なにもかも

うまくいっているつもりの自分




なにもかも

否定的に見ている あの人










どれも ホント




どれも 思い違い




どれも 愛の信号









   その人と出会った











つらい心ほど

恋に縛りつける道具は無い



つらい思いほど

恋を燃え上がらせる燃料は無い



つらい仕打ちほど

その人から離れられなくさせる手立ては無い







つらいからこそ

別れられない





  しあわせだからこそ

  そこから離れられない




  幸せでない自分を

    そこに

      そのまま置き去りになんか

         できない





















  恋







恋とは



なんなのか