空から          2006.4.6






 さみしい





  寒い





  と





空から 声がする













しんしんと静まった

ひとりぽっちの夜ふけ










遠くで 深夜番組のテレビの音

別世界の深海の向こう側


























たった一本の電話

たった一通のメール













思いがけない嬉しい知らせ





こころに灯がともる

















会えるのは一日でも





会うまでの日々は

心で 会いつづけている





夢の中で なんども

なんども






その人に 会いに行く










夢の中で なんども

なんども



その人の広げた両腕に飛び込んでゆく



















空から 声がする







会いたいね














空から



 光がおりてくる






希望のひかり
















眠りにつくときの あたたかさ








春が来ている




いつの間にか

花が咲いて

  鳥が鳴いて




空気がゆるんで

 水がハミングしている







時は 春







こころは 雪うさぎから

舞い踊る桜色







風にのって

春の街をそぞろあるく






上気した頬





隣を歩く

その人の気配





あたたかな夜



















そんな夢を なんどもみて




映画のシーンのように

くり返し くり返し



しあわせに 近づいてゆく



















夜空から

  星が ふってくる







てのひらに受けとめて






それに

しあわせという名をつけて育てよう












あした

その人に出会う




たぶん





何千年もの向こうから


ふたりが出会うべくして出会うために




たぶん