身動きもせず         2010.3.1












やさしい声を もっと聞かせて


















春の やわらかな日差しのよう





そっと 静かに 沁み込んでくる

あたたかさ




















忘れていた昔を 思い出させるような


やわらかな響き


     ぬくもり















小さく かがやく 炎のように



胸に灯を ともす
















傷ついた魂の

 痛すぎる傷跡に 









ふわりと舞い降りるように











優しく見つめて






















同じ空 同じ雲  




こころの中に広がる



      同じ海の波











    いつか 出会う


    きっと 出会う










遅すぎた出逢い、それとも



  …計算されつくした、 『今』















たくさんの出会いと 別れの果てに



   ようやくたどりついた 氷の駅

















風の寒さも



大地の冷たさも



今は 意味をなさず








その胸の温かさに身をゆだね

















    同じ海を見て


    同じ風に吹かれ






    空を飛びまわり



    水中を泳ぎまわる












 はるか昔








    人が人になる前から








 たがいに出逢うための旅

































ようやく出逢えた陽だまりの中
















この静けさを壊さぬように











たがいに



  なにも聞かず


       身動きもせず


























ただ

  大地の鼓動に

    その胸の鼓動をかさねている

















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