何もなかった                  2005.3.7

 

 

 

 

 

なんでもない振りをつづけるのは

もう よしたら?

 

 

心に突き刺さる 言葉を

無かったことにするなんて

 

 

 

 

 

 

その人を愛しているから    なんて

 

 

 

 

きっと あの人は疲れていた

だから 多分・・・         とか

 

 

 

 

きっと何か嫌なことがあったに違いない

それでつい イライラして・・・   とか

 

 

 

 

愉快ではない思いをしても

まるで

そんなことなど なかったかのような振りをして

 

 

そうすれば

いま発せられた言葉が 消えてしまうかもしれない

かのように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにも無かった 振りをしていれば

なかったのと同じ

 

 

いつまで そんなことを続けてゆくつもり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  愛とは 別な なにか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を大切に

 

 

 

 

 

 

 

            愛は愛

 

 

 

 

 

 

 

そして

大切な自分自身

 

 

自分自身の尊厳を

ないがしろにしてはいけない

 

 

 

 

 

 

 

 

いわれのない攻撃に身をさらして

ただ 愛のために 立ちすくんでいては いけない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは どこにもない

 

ただ自分を

大切にできないと

すべてが 失われてゆく

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなに愛を叫ぼうと

握りしめた指の間から

砂のように愛がこぼれ落ちていってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにも なかったわけじゃない

 

 

ただ 泣きながら 雨の中を歩きまわろう

 

 

泣いて 泣いて

 

体の中から 流れ去って 消えてしまうまで

 

 

 

 

 

 

 

 

なにも なかったわけじゃない

 

 

 

ただ その人を 愛している

 

 

 

 

 

 

 

 

なにも なかったわけじゃない

 

 

ただ 傷ついただけ

 

 

なぜ 傷ついたのか

その理由はなんなのか

考えたことはない

 

 

 

 

 

 

 

 

なにも なかったわけじゃない

 

 

でも

もう なにも 考えたくはない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんでもない振りをするのは

もう

よしたら?

 

 

 

 

 

すでに 傷ついている そのこころを

無視し続けるのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こころに 包帯をあてて

やわらかくてあたたかいもので 包んであげよう

 

 

 

 

 

 

 

ダメージを受け

次への足が 前に出ようとしない

 

そのことを認めよう

 

 

 

 

なんでもない振りをしたって

もう 体が動かなくなっている

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは 座り込んで

青空を見上げてもいい

 

 

 

 

自分では どうにもできないことだってある

 

 

 

 

 

世界中が 自分の責任って訳でもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かい飲み物でも飲んで

明日の朝、早起きするつもりで

今夜は星を数えよう

 

 

 

 

 

自分の心が 眠りをほしがっている