風の中の男   2005.5.10

 

 

 

 

急ぐ道

車は広々とした田んぼの中をひた走る

<混まない道を選ぶとこうなる(^^;))>

 

 

 

強い春の風が 吹いている

 

横風

車体が揺れる

 

 

 

 

 

 

視界に 突然 はいってきたもの

 

  ≪黒い男≫

 

 

 

 

 

 

黒いアタッシュケースを下げ

上下黒の服

髪を風になびかせ

すたすたと角を曲がってきた

 

 

 

 

 

 

 

(;^-^)・・・っちょっちょっと待ってよ・・・

               ここは田んぼの中

 

 

 

 

 

どっから現れたのん????

 

 

 

 

 

どこを見ても平地

どこかにたどり着くにしてもゆうに2kmはある

もちろん バス停も 電車の駅も お話にならないくらい

 

 

車を置いて歩いている様子ではない

車なんて止まってないし

 

 

 

 

 

 

 

 

まるで街角を曲がるみたいに

口笛でも吹いているかのように現れた

 

都会的な黒服の男

 

 

 

 

ルパン三世のように やせこけて

黒服となれば 絵になるかもしれないが

 

中肉中背というには ちょっとガッチリした体型だし

顔も、現実的な顔立ち

 

そうじゃなかったら【幻覚】かと思ったかも (^^;))

 

 

 

だって ここ 地平線が見えるくらい 何も無い、田んぼ。平地。

 

 

 

アクセルを踏みながら

 

σ(・・)?『へんなもん見ちゃったなぁー。」

と思った鳳翔でした

 

 

 

 

鳳翔の推理:→免停中の営業マン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目は いろいろなものを見る

こころは いろいろなものを見る

 

 

 

あるものも

ないものも

 

 

 

あってほしいものも  見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その人の瞳に

自分が映っているのを見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やさしい月影に

自分のしあわせな夢を見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空をゆく 龍の姿を見る

 

 

 

地を這う鬼神の姿を見る

 

 

 

 

 

河童が嗤い

山の奥から 呼ぶ声が聞こえて来る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地脈を心で見

エネルギーの流れを読んで 石を置き

 

 

碑となり 社となって

目に見えぬものが 形を結ぶ

 

 

 

 

 

 

 

確かに存在し

確かにそこにあるもの

 

 

 

 

確かにわかっていながら

 

目に見えぬ

手には触れぬ

実体の無い  なにか

 

 

 

 

 

 

 

 

人は笑う

 

人は泣く

 

人は怒ったり かなしんだりする

 

 

 

 

どこかを見上げて

まだ見ぬ遠い場所のことを 思っている

 

 

 

 

 

そこに息吹がある

そこに確かにある

すぐそばにある

いつもそこにある

 

 

どこにいても

なにをみても

 

それは存在し

 

目に見えず

さわることも

かぐこともできない

 

 

ある種のenergy(エナジー)

 

 

earth(地球) の energy(エナジー)

cosmos(宇宙) の energy(エナジー)

 

 

 

 

人は 呼吸する

人は 知る

人は 知っている

 

 

 

 

そこにある、

ある種のenergy(エナジー)

 

 

earth(地球) の energy(エナジー)

cosmos(宇宙) の energy(エナジー)

 

 

 

 

 

なにも感じられなくても

なにも見えることがなくても

 

産まれたときから知っている

 

そこにある、energy(エナジー)

 

 

 

それとは はっきりと感じなくても

なんとなく知っている

 

energy(エナジー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天狗の遠眼鏡は 千里眼?

聞き耳ずきんは テレパシー?

天狗の隠蓑は 幽体離脱?

 

 

 

予知・ 予知夢・ 既視感(デジャヴュー)・ シンクロニシティーは

誰もが かなり頻繁に経験している

 

気にとめず忘れてしまう人もいれば

気にかかって忘れられない人もいる

 

 

 

 

 

 

それを 超能力と呼ぼうと

気にとめず日々に埋もれてしまおうと

 

 

人は肉体を持ち

 

外界を呼吸し

地球を呼吸し

宇宙を呼吸している

 

 

 

 

心の底にある ブラックホールには

近づかない

目を向けない

 

 

忘れてしまい

思い出さない

 

 

 

 

昨日の誰かの視線

先月の誰かの言葉

 

記憶は 変化し、成長する

 

 

 

どこまでが【記録】

どこまでが【記憶】

どこからが【あいまい】

どこからが【希望】

どこからが【想像】

どこからが【自分】

 

絵筆がふるわれたことさえ気づかれずに

記憶は塗り変わる

 

 

 

 

 

ある者は蛇だと言い

ある者はツチノコだと言う

 

 

ある者は大蛇だと言い

ある者は綱の切れ端だと言う

 

 

 

確信を持って言い切ったことが

ある人にとっては間違いであり

自分にとっては真実であったりもする

 

 

 

人の数ほど『正義』は存在し judge(裁く)する

 

 

 

 

 

 

 

なにもしていないのに

おどおどしていれば盗人に見られる

 

 

わかっているのに ずるいことをしている人は

その人の aura(雰囲気)に卑しい品性が表れる

 

 

 

常に正しいことを目標に掲げ

人のことを詮索し、糾弾し

自分がいかに正しくあるかを中心にすえている人は

人を許さず、度量の狭さを 体からにじみ出す

眉間がそれを物語っている

 

 

 

 

 

 

やさしげな人

きつそうな人

厳しそうな人

なんでも受け入れてくれそうな人

 

 

 

 

 

 

誰でも空気を読む

 

ご機嫌斜めな人がいると

さわらぬ神にたたりなしとばかり

とっとと逃げてゆく

 

 

 

 

子供は

空から人が現れて

にこにこしながら贈り物をくれても

 

多分、それを当然のことのように受け止めるだろう

 

こころは贈り物に占められる

 

 

 

 

 

 

 

なにが不思議で

なにが当たり前か

 

 

 

空中浮遊

誰もができるのだったら

誰も驚かない

 

 

できると思わないから

議論が起こる

 

 

空中浮遊

べつに他のなんでもいいのだが

 

それによって

こころに どんな変化が起こったのか

 

 

 

 

 

水辺に住む者にとっては当たり前の景色でも

そこを目差して

遠く砂漠を旅してきた者にとっては

 

感動の涙を流させるほどの価値がある

 

 

 

 

 

 

 

明日の自分は

あさ起きたときに

緑色の透明な肌をしているかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やわらかな こころを