愛を語ろう                          2006.9.6






愛を語らずに

生きられようか





愛を知らずに

死ねようか









人は愛によってのみ

生かされている







ただこの愚かさで



砂漠に乾いた旅人のように

愛を求める旅をし続けるのか












手を伸ばせば

きらわれそうで



ただ

そばにいて

  見ていない ふり












魂のメッセージが

どこから聞こえてくるのなら



これほど迷いはしないだろう












深い森の奥に 迷いこんだように



霧の中を

あてもなく 歩き回る








そこにいる

  そこに いる




手を伸ばせば

   届くのに



うろたえて

  落としてもいないものを

      さがしてみたり








その目は まっすぐに

このこころを射抜くから



目を伏せ


そして

視線をとらえようと 探しまわり




湖のほとりで

途方にくれている











時の針は 

  何億光年もの遠い星雲を指し示し







時が止まったまま




ゆっくりとその人を 見つめている












燃えるこころをいだいたまま






待つのは

 あまりにもつらい





触れるのは きらわれそうで

 あまりにもこわい









出せない答えが

    出るのを

待ち続けて









ただ その人の息遣いに

耳を澄ましている


















時は秋の夕暮れ






恋に

踏み出す勇気