変化

 

一週間の修行を終えてきて 

何が変わったかといって

何も変わっていない

 

 

とは言うものの

何かが確実に 変わって来ているのに 気づくのには

いつものように、

そう時間はかからないだろう

 

 

今日からまた、

新しい日々が始まる

 

それを日々、

次へのステップへと塗り替えるかどうかは

自分次第

 

大きな変化は

簡単にひっくり返りやすい

 

じわじわと、

目にはそれとは知らないような 

わずかな変化ほど

確実に自分のものとなりやすい

 

 

天知る地知る我知る

 

自分だけが知っていると思っていても

自然に自分の変化は外に現れて 

知らず知らず人の心に沁み込んでゆく

 

いつの間にか人との関係が変わってゆく

 

それは目に見えないほどの

それは誰にも気づかれないほどの

かすかな変化の連続

 

そしていつか

繭からさなぎへ さなぎから蝶へ そして空たかく

 

空を目差さなければ、空は近づいてこない

 

 

 

明日は

壁に掲げられた三枚の写真を下ろし 白い壁にしよう

 

南に向けた曼荼羅は 

並んで新たな光を放っている

 

火をつけたろうそくの炎が揺れ

ふっと気の遠くなるような不思議な香りの線香が

ほのかに煙を漂わせている

 

明日は晴れ

 

2003.11.11