世界の半分は

 

 

嫉妬。 それはあまり経験したくない感情

 

嫉妬されるのも困るが

自分が嫉妬している時は その感情をもてあます

 

嫉妬を克服するには

他に目を移す意外はなさそうに思う

 

そこにヒタっと目を据えて 嫉妬の炎をじりじりと焦がしている人は

そういう自分をどうしようもないのだろう

 

嫉妬すればするほど 相手の気持ちは逃げる

『焼きもち』なんてかわいいものじゃない、

相手を激しく責めたてたり

逆に 何も言わずに我慢したりするから

よけい 険悪な空気を漂わせてしまう

 

 

 

なぜ 人は心がうつろうのだろう

 

新しいものは 綺麗に 目に映る

新鮮で 気持ちがいい

それだけだろうか

 

新しいものも かならず 古びる

 

よどまずにいるためには

つねに 流れていることだ

 

 

つらい思いに 焦点を合わせていては

よけい つらくなるばかりだ

それよりも

青く澄んだ空を見上げて 雲の流れを見ていたほうがいい

 

 

 

博愛という言葉はあるが 男女の愛には当てはまらない

種の保存のためだけなら フリーセックスでもいいはずだ

なぜ 人は 『この人でなければ』 という思いになるのだろう

恋する相手を独占したい気持ちは 人間の本能だから

嫉妬してしまう

 

世界中の半分は異性なのに

その人だけを振り向かせたい

 

嫉妬しはじめると

愛する人に 胸をときめかせることを 忘れてしまう

愛する人と わくわくすることを 忘れてしまう

 

そして

自分自身を 着飾ってしまう

自分自身に 言い訳をして 自分の心の扉を閉めてしまう

 

それから

自分自身が 素敵な 存在だと 忘れてしまう

自分自身が輝くことを 忘れてしまう

 

 

 

相手の愛を とり戻そうとする前に

自分自身の 愛を とり戻そう

 

愛する人が 目の前に来たとき

肩の力が抜けて

ほほ笑んで いるだろうか

やさしい話し方を しているだろうか

 

他の誰かじゃない

自分自身が 本当のライバル

 

 

 

ふかい眠りについて

すべてを忘れてしまおう

 

目がさめたら 世界がすっかり変わっていて

また 愛の日々が始まるために

 

 

 

 

2004.2.22