空想的な心

 

 

苦しみ 悩んでいる人の

心を

よく聞いてみると

 

空想が

現実に 巧みに織り込まれていて

さらなる苦しみを 増幅していることが とても多い

 

 

どこまでが 現実で どこからが 空想なのか

本人は もう

どうでもよくなってしまっているかのようだ

 

 

きっと彼は あの女性のところにいる

 

彼女がこう言ったのは こういう気持ちだから

 

 

現実は どこにあるか

探そうともせずに

 

自分の 空想のとりこになって 次から 次へと

目の前に 見たくもないシーンを展開させ続ける

 

 

 

それは はたで見ていて 痛々しい

 

 

 

注意深く

本当にあった出来事と、   ・・・自分が感じたことを

 

  より分けることは  とても難しい

 

 

 

彼女は、彼の行動を見て

 

彼は 私にはもう、気持ちが無い

 

そう感じて

それを 事実として 把握してしまう

 

 

 

本当は、自分の想像から出た

自分が導き出したものであっても

 

動かしがたい事実のように

こころに ふかく ふかく 刻み込んでしまう

 

 

現実だけを見て

自分の想像と 【分ける】 ことを すすめても

 

もう そのすべさえ 忘れかけて

自分の『不幸』にしがみついてしまっている

 

 

大切なものを 失いたくない 気持ちと

自分を守りたい 気持ち

 

【手放す】ことなど 思いもよらず

手を離せば すべてを失ってしまうような気がして

ますます しがみつこうとして あせる

 

 

現実と 空想を

上手に 織り交ぜて 悩んでいる人には

どんな言葉を かけたらよいだろう

 

 

 

最悪の状況を 想像しながら 打ち消し

打ち消しながら、また 空想する ことを 繰り返していくと

 

いつのまにか 【現実】として

あり得ないはずの 『事実』が 出来上がる

 

 

 

マイナスの想念は

マイナスの現実を引き寄せる、と言ったところで

それを 止められない人は

 

(そして、本気で幸せになりたいのなら)

紙に書いてみるとよい

 

現実に 相手が言った言葉や 起こった出来事

 

「だから、○○○なのだ」ということは 考えない。

自分勝手な理論で 想像したところで 現実が変わるわけではない

 

ただ、現実を 現実として 見るだけ

 

それ以上でも それ以下でも ない

 

 

現実に起こっていることは 単純

 

ただ、それを判断しようとする 人間が 問題を複雑にしている

 

 

 

現実をみて欲しい と 心から思う

現実は それ以上でも それ以下でもない

 

 

 

たとえ相手の心に 嵐が吹き荒れていようとも

あなたが現実に それを見ることがなければ

嵐はいつのまにか おさまっているかも知れない

 

相手の心に嵐を見つけようとすると

ちいさな風も 嵐となって 吹き荒れるかも しれない

 

 

現実は それ以上でも それ以下でもない

 

 

たとえ 仕事の依頼が半分しか来なくなったのに

支払日は待ってくれなくても

現実は それ以上でも それ以下でもない

 

暗い想像にエネルギーを費やすより

方法を考えたり 誰かに相談しに行った方が 有効なのだけれど

 

そういうときは 閉塞感におそわれて

なかなか 気持ちが 外に向かって 行きずらい

 

現実だけを見る ことで ずいぶん 気持ちが楽になる

 

 

人間は 感情の動物だから ときにその感情をもてあます

感情を 脇に置いて

現実だけを見る訓練をつめば

    人生が ずいぶん変わってくる

 

 

 

 

空想は 空を飛ぶ ために とっておこう

 

 

 

 

 

2004.11.11