神秘体験

 

 

 

 

それは 不思議な暗号に 満ちている

 

 

 

こころ惹かれる 懐かしさに 魂を奪われ

 

あるいは

なんとも言えない 神秘的な光に包まれる

 

 

またあるいは

自分でも理解に苦しむ行動

 

 

 

 

またある時は

パズルが次々と はまってゆくような、偶然の符合

 

 

シンクロニシティ

 

 

 

遭遇して、 思わず知らず あたたかい涙が頬を伝うこともある

 

 

 

 

夢の中で出会った人に 再びめぐり会ったような感覚や

解けない謎のような風景

 

 

 

何かを伝えようとして次々起こる 非日常的な出来事

 

 

 

惹きこまれるビジョン

 

 

 

 

見えるはずのない 実体の無い、目の前にあるもの

通り過ぎてゆくもの

 

 

 

 

 

 

魂も、からだも、感動で うち震えるような 神々しい 時が止まったような時間

 

 

 

すべてを 忘れて 宇宙と ひとつになって 溶け合い

世界中を愛で満たしたくなる もうひとつの世界

 

 

 

 

繰り返し、繰り返し、 届けられる メッセージ

 

 

 

理性では 押さえることの出来ない、内から湧き出るような衝動

意志とは 無関係に 行動する 自分

 

 

 

 

かすかに 聞こえて来る、 言葉にならない【概念】

 

 

 

まるで 生まれる前から知っていたような 新しい出会い

なつかしい人

 

 

 

『思う』前に 口から飛び出た 言葉

 

 

 

確かにある、 そこに 「在る」 もの

手を伸ばせば 触れることができるのに   なにもない

 

 

 

 

 

 

       

 

 

神秘体験は 魂を 揺すぶられるような 不思議な 残留後遺症?がある

 

 

 

ひとつの見方をすれば

それ自体には 何の意味も無い

    ただ そういうことが 起こっただけ

         あるいは そういう体験をしただけ

 

 

そこに

体験した者の 受け取り方

   そして それの 『消化の仕方』 が あるだけに 過ぎない

 

 

 

 

 

神秘体験をすると

  体験したことに 深い意味を持たせたくなる

    なにか特別な意味

       あったに違いないと 思いたくなる

 

 

深い意味があったはずだと

いろいろな文献を 調べたくなる

 

似たような体験をした人がいないかと 探したくなる

 

 

意味付けもいい、

  仲間探しもいいが

自分が どう変わってゆくかに 注意深く観察を向ければ

逆に その「意味」がわかってくる

 

 

 

それは ひとつの体験にすぎない

 

どんなに 感動に 震えたとしても

どんなに 腑に落ちない思いを したとしても

どれほど なつかしい思いに 揺り動かされたとしても

 

 

ひとつの 経験   ひとつの 体験  

 

 

感動が 自分を どう変えてゆくのか

確信が 自分を どう変えてゆくのか

 

目を見開いて しっかりと自分自身を見つめれば

 

その感動がどんな意味を持っていたのか

その確信がどんな意味を持っているのか

 

時間が流れるほど ますます 見えてくる

 

 

 

 

 

神秘体験に心を奪われて自分自身を見失ってしまわないように

流れに掉(さお)さして

自分自身をしっかりと 掴(つか)んでいないと

自分自身が作り出したバーチャルな世界を ふらふらとさ迷い歩くことになる

 

 

 

神秘体験

 

それは ひとつの きっかけ

それは ひとつの 出発点

それは ひとつの 気づき

 

それは 単なる 経験の 積み重ね

 

 

余計な意味を持たせず

それを そのままの形で 受け取れば

とても シンプル

とても 気持ちがいい

 

 

 

 

 

 

 

『意味』を探さず

消化して 飲み込んでしまおう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004.3.20