人生の規 (のり) 

 

 

 

背筋を伸ばした生き方をすると 人生が変わる

 

 

セルフイメージ

 

自分はどんな人なのだろう

 

  自分はこんな人

     と即答できるほど、単純ではないが。

 

 

 

 

誰でも 自分の中に規(のり)と言うものがある

 

 

どんなに憎らしい相手がいても

殺してしまおうとはしない

 

当たり前の

自分の中に 『初めから在る』常識

 

 

 

さっと割り込む人を見ても

自分自身は、しない と自分の中で

はっきり決まっている

 

人は人

 

何をしようと勝手だが

自分は 自分自身に恥じない

 

誰が見ていなくても

自分自身が 一番 見ている

 

そういう規範が 自分の中で くっきりと形をとっていると

迷いが無い

 

 

 

列に割り込む人は

誰も見ていなければ

面倒くさがって ゴミ箱を探さずに 道にゴミを捨てる

おつりを多くもらったことが分かっていても黙っている

 

どこまでが『きれい』で どこからがそうじゃないか

区切りの線(ライン)は、どこにもない

 

20円、30円なら、ごまかしてもいいとしたら

いくらから、ごまかしてはまずいのか

 

どこかが濁(にご)っていると

にごりは、知らないうちに 蔓延(まんえん)してゆく

 

 

 

泥水の中から 清冽なハスの花が咲くように

きれいになろうとする者は きれいになってゆく

 

泥で汚れるのは しかたがないことだと投げてしまえば

いつまでも泥をかぶった自分がいるだけだ

 

聖人は どこにもいないが、

聖人になろうとする者はいる

 

きれいになることを求めなければ

きれいにはなれない

 

 

 

どうだ自分だけはきれいだと 頭を高く上げる者は

自分の尻尾が泥で汚れていることに気づかない

泥のたまりを見回して、ひとりほくそえんでいる

 

人は人

我は我

 

『評価』が欲しいのか

『信念』か

 

 

うまく立ち回って、こずるくやっている者を見かけると

誰でも心の中で舌打ちしたくなる

 

たまには自分もあんなふうに

うまいことやってみたいという気持ちが

全く無いという訳じゃない

 

ただ

それをしないのは

自分の中の規(のり)がそうさせる

 

自分自身は こずるく立ち回らない 

と 自分の中で決まっている

 

 

それよりも 陽の当たるほうへ顔を向け

新鮮な空気を吸って思い切り伸びをしたほうがいい

晴れ晴れとした気分で

青く澄んだ空を 見上げることを選んだほうがいい

 

 

(のり)は 細目が無い

大きく太い柱が しっかりと 自分の中に貫いている

 

争わず

悲しませず

自分自身が誇れる自分でいる

 

自分自身がどんな自分になりたいか

それは

自分が自分に抱いている、セルフイメージによる

 

 

 

 

 

 

2004.5.21