憐れまれても 

 

 

風の衣を身につけ

陽だまりのあたたかさを目に宿して

 

 

 

時には冷たい氷の声を呪文のように吹きつけ

はるか手の届かぬ人のように こころを遠ざける

 

 

 

不器用なだけの心は

なすすべもなく

 

それでもなお

惹かれずにはいられない

惹きつけられ 

惹きつけられ

目に見えない涙を何度も流す

 

 

 

 

初めての出会いは

思い出の中ではいつも美しい

   だから

今日の出会いが

苦しみの中から始まったとしても

明日を待つ勇気がわいてくる

 

 

冷たいまなざしも

笑顔の記憶が打ち消し

やわらかな思い出がいやしてくれる

 

いつか いつか

思い出すまで

    遠いかすかな夢の断片

 

 

信じる気持ちが萎えそうになることがあっても

    いつかきっと

      いつかきっと

        真実がわかってもらえる日がくるだろう

 

 

 

誠実さも

ひたむきさも

強い思いも

何もかも

 

届かないように感じたとしても

いつの日か 真実は 現されるだろう

 

 

今から行くべき道を

空に浮かぶ白い雲が教えてくれている

 

 

 

 

 

 

『わたしは ここにいるよ。』   ・・・そう。あなたのために

 

伝えたい。

 

 

 

 

なぜ、自分は耐えるのだろう?

なぜ、自分はここに居続けるのだろう?

なぜ、自分は席を立って行ってしまわないのだろう?

 

 

それは 愛するため

それは その人を愛するため

それは 自分自身とその人を 愛するため

自分自身を愛するため

 

他の誰がなんと言おうとも。

 

 

 

理解不可能に見えてもいい

変だと思われてもいい

憐れまれても

呆れられても

 

その人を愛し続ける

自分がそれを選んだから

『愛』を選んだから

それが 自分の愛の形だから

 

 

『愛』の形は百万通りあってもいい

たとえそれがどんな形に見えたとしても

 

それが自分の愛の形だから

 

 

 

自分自身のためには何もできなくても

身を削り

やせ細るほどのつらい思いも

その人のためならできる。

 

 

『しあわせ』は 自分自身が決める。

たとえ世の中の定規に合わなくても

『しあわせ』のかたちは 自分自身が決める。

 

 

 

世の中の誰も彼もが 指差し非難したとしても

自分にだけはその人の真実が見える。

この人に 賭けよう

 

たとえ憐れまれても。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004.7.5