こころのしずく

 

 

 

誰かが待っていてくれることが

なぜ 心に映し出されない

 

待って

待って

待ち続けて 待って

 

誰も 窓ガラスを叩きに来てくれなかったから!?

 

 

雪が降れば 雪の中を

雨が降れば 雨の中を

日差しが強ければ 光の中を

風の強い日は 飛ばされないように

 

手の平を上に向けて

なにかを 受け止めたのがいつだったか

もう 思い出せない

 

 

 

胸のときめきは

影法師のように逃げてゆく

 

追えば追うほど遠ざかる

 

 

それは 形を変えて

それは 涙も見せて

 

苦しみさえ 深いところで

どこかで うなづいている自分がいる

 

 

ふいに

心をぎゅっと強く つかまれ

 

今まで 見えなかったものが見え

 

知りたくて

 知りたくて

  手に入れたくて

 

見たいものが 見えなくて

       ・・・恋に落ちる

 

 

 

やさしさは罪

その視線さえも。

 

心が 視線が 相手から離れない

 

 

誰かが忘れていった影法師

 

もとめていた答えが ここにある

 

 

おいで

 おいで

 

 

霧の中にかすんでいたものが

カタチをとりはじめる

 

 

 

おいで

 おいで

 

 

魂の湖に 波紋がひろがり

波立つ思いをかかえて 立ちつくす

 

 

 

飛べ

 飛べ

 

下を見ずに

 

 

飛べ

 飛べ

 

何も考えずに

 

 

宇宙にむかって羽をひろげれば

ふいに

自分がどこに向かってゆくのかが見える

 

 

月のしずくを手のひらで受けとめ

 

そっと

夜の香りに

 

 

嬉しい涙を落とす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2004.10.1