いつか そこに帰ろう             2004.12.26

 

 

いつか そこに帰ろう

 

はるか遠い記憶の中から 聞こえて来る 瀑布のとどろき

かすかな 木漏れ日の あたたかさ

 

 

だれか 自分の名を呼ぶ声が 遠くから 聞こえて来る

いまは 見知らない

そしてなつかしい自分の名まえ

 

 

 

そこに立ち

自分は なにを見ていたのだろう

 

なにを求めて 立ちつづけていたのだろう

 

 

 

 

 

 

人の思いの呪縛を解き放ち

自由に こころが飛行するようになるまでに

あと

どれだけの時間が必要なのだろう

 

 

立場

思惑

流れ

 

 

 

歩いて

ただ ひたすらに 歩き続けて

行き着くさきは 紺碧の海原  白いカモメが飛び

 

 

 

それとも

   輝く宇宙の果て ?

 

 

 

 

やすらいで眠る

 その人の横顔は いま

   どこに こころが あるのだろう

 

 

 

 

 

歩く

ただ ひたすらに 歩く

 

 

つらいことも

待ち続けることも

 

夢をみることも

笑うことも はしゃいでみせることも

 

 

 

じっとしていると

なにかが凍ってしまう

 

 

とまどいつつ

なやみつつ

 

歩き続けよう

 

 

 

いつも そばに 誰かがついていてくれる

それは

愛なのかもしれない

 

 

怒り

耐え

苦しみにもだえながらも

 

吹雪でも

嵐でも

カンカン照りの日でりでも

 

歩き続けよう

 

 

歩けば 哀しみも

なにもかもが うしろに過ぎ去ってゆく

 

 

 

 

愛に立ち止まり

愛に叫ぶことがあっても

 

そこに自分が息づいて

暖かい血が流れ 体温がある限り

 

 

 

不死鳥は生きている

 

心の奥の さらにまた奥に

 

 

 

夢やぶれ 心がこわれても

愛はそこにある

この 胸の奥に

 

 

 

あたたかいジャングルの奥に分け入って

滝を見に行こう

夢の中で見たように

 

 

あるいはまた

 

吹きすさぶ寒風の中

荒れる海の波打ち際を

ゆっくりと 歩き続けようか

 

 

 

自分の名を 呼ぶ声がする

 

・・・なんという名まえ?

 

 

 

 

いつか きっとたどり着ける その場所へ

 

なつかしい景色

なつかしい人生

 

 

 

そして 戻ってこよう また ここへ

新しい 人生の門出へ