sa voir  (its to see)      2005.1.11

 

 

 

気がついたら

こころは その人を見ていた

 

離れていても

こころは その人のそばに寄り添い

 

こころは いつも 

その人を 欲している

 

 

 

 

 

渇きを癒す 砂漠のオアシスのように

その人の存在が

こころを駆りたて

 

現実を抜け出した こころは

夢見ずには いられない

 

 

 

 

 

 

 

あるときは

猜疑のこころに 苦しみ

 

あるいは

いさかいの かなしみに 涙する

 

 

 

 

 

 

遠い 遠い 過去から

ずっと その人と 歩んできたと 思いたい

 

 

 

 

祈らずに いられない

 

 

その人の 魂が

目覚めて

 

 

自分だけを 見つめてくれるように

 

 

 

 

目が覚めているのは 自分だけ

そんな 思いをしないように

 

 

 

 

 

その人の瞳に映る

たくさんの中から

 

自分だけが 輝いて 映るように

 

自分だけが

その人の心を 理解している

 

 

そう

思いたい

 

 

 

 

 

 

ふれあう こころの竪琴が かきならす

なつかしくも うつくしい音色

 

 

他の 誰でもない

 

 

その人と

自分だけが

 

出すことのできる音

 

 

 

ふたりにしか 見えない景色

ふたりにしか わからない夢

 

 

ふたりにしか 越えられない山脈

ふたりにしか できない こと・・・

 

 

 

どうして その人は

人生の中に 現れたのか 遅すぎる この季節に

 

 

 

 

 

 

こころに 杭を打たれ

人生の中に 杭を打たれ

 

 

その人の影は

決して抜けない根っこのように

 

 

 

 

自分は そこから動けない

 

 

 

 

 

視線が

その人から 離れない

 

こころが

その人から 離れない

 

 

 

 

 

 

sa voir

 

 

どんな 運命のいたずらが

二人を出会わせてしまったのか

 

 

それとも

ずっとずっと昔からの

魂の『約束』なのか

 

 

 

 

求めても 求めても

答えは 得られない

 

そうであれば

運命の波に飛び込んで

 

 

飲み干してみようか

『時』という盃を